たった一度でいいから
- 2017/09/07
- 08:42

4月からお預けだったライブも楽しんで、
一区切りついたから続きを書かなきゃね
と腰をよっこらどっこいせとあげてみる。
『一度ライト設計の家に住みたい』
そんな願いを夢見つつ、けれども
♪そうね、叶わないから夢なのよ
と中島みゆき的に嘆息していた夢。
勿論、世の中には夢などみなくても
現にライト設計の住居で毎日の生活
を紡ぐ人もある。半端ない修繕費や
遠慮のない観光客の視線に晒される
苦労は尽きないだろうが、羨ましい。
でも諦めていた夢も、情報と行動と
お金に任せて叶うこともある。嗚呼
大人になるって、何て素晴らしい!
Fallingwaterの近くPolymathPark
に近年移築されたダンカンハウス。
住むのは無理でも『宿泊』が可能。
△谷でネットサーフィンしていて
存在を知り、落水荘と併せて行く
と心に決めていたもう一つの場所。
さて宿泊そのものはざっくりした
システムで、ネットで予約した後
入口のレストランで鍵を受け取り
ゲートを自力で開閉して車で進む。
この玄関ではなく台所の勝手口を
利用。(どうしてかは後でわかる)
玄関を入った先にはリビングルーム
寝室へ続く廊下。だんだんと狭く
することで奥行き感を出している。
内装の石積と木板の接合部分。
丁寧なんだか荒っぽいんだか…
アクセス道路を除けば深い深い森の
中のこの邸宅、正直、都会の人には
こうまで建てつけが悪い&無防備な
家で(隙間風びゅーびゅー、網戸は
破れかぶれ、ドアはガタピシ以下)
周囲から断絶され一晩過ごすなど
不安と恐れで眠れない気もするが、
そこは日々〇坂で鍛えている我々、
まったくノープロブレム、無問題。
眠るのが惜しいくらいの一晩を
メインベッドルームでぐっすり。
朝日の差し込むキッチンで朝ごはん。
(ホルフー、いや今はAmazonか、の廻し者
のような写真になってしまった。ガス火は
使用不可。トースターとレンジで調理する)
食後の散歩には敷地内トレイルを進み
青い空を蒼く映す池をのんびり眺める。
(〇坂にも居る花が咲いていてとても嬉しい。)
夢見心地の、夢のような時間だった。
大人になって、ほんとうによかった。
そして、居心地は〇坂の家のほうが
やっぱりいいかもね、と感じたのも
それはそれでとてもよい経験だった。
(私はこの邸宅に住むのも無問題なん
ですけれど、ね。 ← 諦めが悪い。)
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